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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学1 マインド面について大事なことはたった二点。その二点が超絶難しい

先に言っておくと、これは実際に株式投資をやってない人や、やったばかりで基本を知らない初心者には役に立たないやつです。
とりあえずこれ読んで役に立つと思った人だけが読むといいでしょう。
president.jp




100億円投資家の片山晃さんの感想はこちら。

片山さんが言うからこそ重みがあるけれど、私を含めて一般人は本当の意味でcisさんの言ってることは表面的にしか理解できないと思います。

というわけで、天才とはどれほど徹底して、ほかの本でも書かれている「基本」を突き詰めて実践できる人間であるか、をいろんな実例をもとに語っている本です。
BNFさんが20億稼いだジェイコムショックの時に、CISさんも同じように参戦していましたが、全く違った行動をとっていた話とかがめちゃくちゃ面白いです。


「基本」のほうが知りたい人はcis本を読む前に以下の2冊を読むことをお勧めします。

正直言ってcis本はいきなり読むにはあまりお勧めできないので、代わりにこの2冊を紹介します。
これらを一通り頭に入れてから読むことで、ようやくcisさんの言ってることが半分くらいわかるという感じかなと思います。
私はこの半分も理解できているかどうかも怪しいですが。

「ビッグ・ショート」や「マネーボール」の作者が一からプロスペクト理論を掘り下げた超傑作。
cisさんが言ってることってこういうことだったんだ、というのがわかります。

投資本の中では本当に珍しく、チャート理論とかに無理やり相場を合わせるのではなく、「相場そのもの」に自分を合わせることを語っている本。
私も含めて大多数の人間がcisさんに少しでも近づくために必要な「中間地点」を用意してくれている本です。




とはいっても、一応どんな本なのか気になる人もいるかと思うので、簡単にまとめていきます

まずメンタル面ではたった二つのことしか言ってない。

・「いずれバランスが取れるという発想」と「損をしたくないという感情」この2つは大きなマイナスを導きやすいのでいますぐ捨てろ

・リスクとリターンの比率(cisさん用語では「効率」)がすべて。

具体的にはこんな感じです。


勝率はどうでもよい。勝てるときにどこまで利益を伸ばせるかと、いかに大けがを避けるかという「損小利大」こそが生命線

僕の勝率を銘柄で見れば3割りくらいだといったけれど、
24時間以内に決済する予定で売買したトレードに限れば6割くらい買っている。
逆に、20年近く株に触れてきてもようやくそれぐらいといったところ。
そして2週間以上を見据えたものだと3割りくらいになる。長く持とうとして買った株でも、値動きが怪しくなるとすぐ損切りする。

もう一つ、損切りした株が上がりだしたときにまた買うことができるかどうかが大きく勝てる人とそうでない人の差だという。
実際、この本には書かれていないがとても大きく上がる株は「玉集め」の段階で理不尽なくらいに下げることがある。アキュミュレーションとディストリビューションでググるとよいです。まだアキュミュレーション段階だと思ったら容赦なく損切しておかないと、上がり始めるまでに大きく損をしていると、プラスになった瞬間にやれやれ利確してそのあと「返してえええええ」と叫ぶことになることが多い。ナンピン買いが推奨されないのはそういうところもある。ナンピンするくらいなら、一回切って、また立て直す、というのができるかできないかが大事なんでしょうね。

ちなみに、私は全然できてません。

損を認められない気持ちが大敗北につながる

相場にしてもその他のぎゃんぷるにしても、基本的にはプレイヤー全員が負ける。
その中でも特に大きく負けるのは、自己能力と自己認識が乖離している人。
つまり、自分を突き放してシビアに見られない人。
わかりやすく言えば、自分の状態を直視できない人が大きく負ける。
そういう人は負けを背負い続けてしまう

勝ちたいという気持ちより、損をするのが怖いという心理を制御しないと、相場で勝つのは難しい。
難しいというより不可能。
損をするのは大前提として大きな損を避けるようとにかく逃げ足の早さで勝負している。

言葉でいうのは簡単だけどできへんのじゃああああ!