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「放課後さいころ倶楽部」5  「だるまさんがころんだ」を、勝ち負けのあるゲームにしてみよう

すべてのゲームは進化の途中である。

すべての「SPIEL(楽しい)」は、時代や場所が変わればそれにふさわしい形に進化していきます。そして、時にはその進化の連続から、新しいゲームは誕生する

4巻でゲーム作りの話が出てきてから、徐々にプレイヤーとしてだけではなくデザイナーとしてゲームを見る視点も増えてきます。それにつられて、こちらも「このゲームの面白さはどういう風な組みあわせでできている」とか素人なりに考えようとしたりとちょっと思考に影響が出てくるのが面白いです。
まずプレイヤー視点で1回読んでみて、そのあとゲームの内容を理解して、さらに読み返すことでデザイナーの視点もどきを味わったりと何度も楽しめるのが良いですね。

放課後さいころ倶楽部 (5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

放課後さいころ倶楽部 (5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

  • 作者:中道 裕大
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/05/12
  • メディア: コミック



20 ピット(1903年アメリカ。絵合わせ×早押しゲーム)

100年以上の歴史を持つゲーム。他人との声掛けが熱い。
面白そうなゲームって、ひとことで説明できるわかりやすい特徴と、それに何かの仕掛けが組み合わさってるのがすごいなあと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=nwbg9YLQzcA

ピット (Pit) 1012 カードゲーム

ピット (Pit) 1012 カードゲーム

  • メディア: おもちゃ&ホビー


21 オニリム(2010年 カナダ)

この漫画初のソリティア(一人用)ゲーム。
ナイトウォーカーとなり、夢の迷宮から脱出するための扉を探す作品。扉カードは複数あるがこれを「迷宮カードをすべて使い切る前に」集めきれば勝ち。
悪夢カードと鍵カードの使い方に工夫が必要だが攻略のための難易度がシビア。単に死に覚えすればクリアできるわけではないので根気が必要。

スマートフォン版があるのでこちらでやってみるといいかも
https://www.youtube.com/watch?v=5kVYPaADzSY

改めて思うけれど、ボードゲームは決してデジタルゲームと相性が悪いわけではなくむしろチュートリアル含めて、スマホアプリと非常に相性が良いと思います。まぁ、そんなんシャドバとかハースストーンのヒット見てたら当たり前ですよね……。

オニリム:最初の旅と七つの書 (Onirim) 日本語版 カードゲーム

オニリム:最初の旅と七つの書 (Onirim) 日本語版 カードゲーム

  • 発売日: 2015/02/22
  • メディア: おもちゃ&ホビー


22 エルフェンランド(1998年ドイツ。年間ゲーム大賞)

「インカの黄金」と同作者(アラン・R・ムーン)によるファンタジー世界の旅人となって世界を旅するボードゲーム。
世界を周り、マーカーをたくさん回収したほうが勝ち。上位版に「エルフェンロード」という3~4時間かかるゲームがあるらしい。

基本的に世界を移動して回るだけのシンプルなゲームだけれど
・手札に対して「乗り物×地形×移動コスト」の組み合わせで移動力に大きく差が出る。
・ファンタジー世界ならではの架空の乗り物があったり
・ルート選択による戦略の変化がある

など何度も楽しめる仕様のようです。
https://www.youtube.com/watch?v=3dvmcTbODW0

エルフェンランド (Elfenland) ボードゲーム

エルフェンランド (Elfenland) ボードゲーム

  • メディア: おもちゃ&ホビー


EX2 「だるまさんがころんだ」を、勝ち負けのあるゲームにしてみよう

ゲームには、「リスクとごほうびのジレンマ」が必要!なぜならそこにゲーム性=「創意工夫を発揮できる成分」が生じるから。

「だるまさんがころんだ」という伝統遊びは、年齢や性別で能力に大きく差がある不特定多数でも理解して一緒に遊べることを重要視しており、その条件内でゲーム性を守ったものが残っている。そのため、そもそも勝ち負けが目的になっていない。
なので、これはこれでよいのだけれど「遊びを通じて交流しようとする対象」をゲーム好きとして勝ち負けを意識したゲームに変化させてみようとする回。


すると、課題は

・終わりがないこと
・タッチ後の鬼の歩数を子供が決められてしまうこと
・救出役の子供の行動にはリスクがあってご褒美がないこと

これだと「RP」ではあっても「ゲーム」になっていない。

などが出てきます。これに対して

  →「終わり」と「ご褒美」を追加するには?
  →ドイツにおける「だるまさんが転んだ」はどんな感じ?

と考えていくのが面白いのでぜひ実際に試してみてください。

人によって創意工夫を発揮できることがらや度合いは同じではなく、
その人の潜在能力・年齢・素養・経験などに応じて異なります。
ゲームの面白いとは、誰が遊ぶかによって全く変わるものなのです。

23 パンデミック(協力プレイ用)

世界中にウイルスが蔓延するのを防ぐため、4種類の特効薬の開発を目指すゲーム。特効薬を4色すべて生成できたらゲームクリア。

・都市間の移動
・ウイルス除去
・基地の設置
・都市カードの受け渡し
・特効薬の生成

が行える。
これに対して、ターンごとにエピデミックやアウトブレイクが起きるので適切に対処しつつ、特効薬の開発も同時並行で進めなければいけない。役割によって能力が違い、協力プレイが必須。

難しそうですが、ウイルスの数によって難易度調整が可能なので、初心者でも楽しめるみたいです。
私はこの手の協力必須のゲームがすごく好きです。「惨劇Rooper」と似たような感じで楽しめそうなのでこれもやってみたいです

https://www.youtube.com/watch?v=Jn2mQoOWXcc

パンデミック:新たなる試練 (Pandemic) 日本語版 ボードゲーム

パンデミック:新たなる試練 (Pandemic) 日本語版 ボードゲーム

  • 発売日: 2013/08/01
  • メディア: おもちゃ&ホビー